2001年04月21日

Miharu Koshi / Frou-frou

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01.Frou-frou
02.Dolores
03.Reve (Dream)
04.Tout le jour, toute la nuit (Night and Day)
05.Hi-Lili, Hi-Lo
06.Symphonie
07.C' est un nid charmant (There' s a Small Hotel)
08.Fou d' amour (Fools Rush In)
09.Meilmontant
10.It's been a long, long time
11.Mam'selle


Produced by MIHARU KOSHI

Musicians
コシミハル(Vo., Accordion, Orchestlations)、
風間文彦(Accordion/M-1, 3, 4, 9, 11)、
浜口茂外也(Perc/M-1, 4, 5, 9, 10)、
フェビアン・レザ・パネ(Piano/M-5, 10)、
越康寿(Fagotto/M-5)



コシミハル1年振りの新譜は、全曲1930-1940年代にヒットしたジャズ、シャンソンのカバー。当時のオーケストレーションとビッグバンド・サウンドをシミュレーション。古き良き時代のジャズのサウンドとコシミハルの洗練されたフレンチ・テイストがミックスされた、ムーディーで甘く香るラヴァーズ・ミュージック集。20世紀から21世紀へ。時代が変わろうとも忘れることの出来ない大切な音楽を集めた、希望と夢に溢れるハート・ウォーミーなアルバムです。
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2001年03月06日

disc catalogue: ペリカン通り殺人事件 / コシミハル・インタビュー

コシミハルのニューアルバム“ペリカン通り殺人事件”リリースにあわせて行われたインタビューをご紹介します。アルバムを聴きながら読むとより一層楽しめるはずです。

指さし新しいアルバムについて教えてください。
以前のアルバムにくらべて「歌曲」という意識が薄い音楽が多く入っています。どちらかというと、映画の音楽を作っているような感覚でレコーディングしていたので、全体を組み立てるような感じで作曲したものが多いです。

指さしインストゥメンタルが多いのでしょうか?
そうですね。気持ちの上では、特に歌うための曲としてメロディーを考えたものは、一曲程度かも知れません。

指さし歌われている曲は何曲ありますか?
6曲ですね。フランス語で作ったものが4曲、日本語が2曲あります。

指さし参加されてるミュージシャンの方々を教えてください。
パーカッションは以前からずっと一緒にやっていただいてる、浜口茂外也さんという素晴らしい音楽家です。今回はほとんどの曲に茂外也さんのパーカションが入っています。アコーディオンは風間文彦さんで、風間さんもいつもレコーディングを一緒にお願いしています。それから、ファゴットの父や、トランペットやフリューゲル・ホーン、サックス、クラリネットなど、今回のレコーディングではいつもより、生楽器を多くレコーディングしているのも特徴かもしれません。細野晴臣さんにはマニュピレーションで、ドラムの音を2曲手伝ってもらいました。リズムに独特の息吹を与えてくれて、素晴らしい音に仕上がりました。

指さしジャズのスタンダードの名曲「ローラ」を取り上げた理由は?
ここ数年、普段はこのような音楽(ジャスのスタンダード)しか聴いてないんです。そのなかでもいつかやってみたいと思っていた曲が「ローラ」だったんです。ただジャズのスタンダードは、オリジナルの作品が完成された形であるだけに、それを再現するには恐れがあって、いままで取り上げられなかったんです。今回ようやく一曲取り上げてみようと言う気持ちになれたので、「ローラ」をとりあげました。これは「ローラ殺人事件」というオット・プレミンジャー監督の40年代の映画のなかの曲です。デヴィットリンチが「ツインピークス」を作るときに参考にしたということが何かに載っていたので、6年くらい前でしょうか、そのころに見てとても美しい映画だなと思っていて。ああいう、ロマンティックでハードボイルドなフィルム・ノワールという、ものすごくドライな部分とロマンティックな部分が共存しているものが好きですね。

指さし"Rodeo de Paris" から始まったウエスタン路線の曲もあるようですが。
「荒野の恋人」は「マイ・ダーリン・クレメンタイン/荒野の決闘」というタイトルがついているヘンリー・フォンダがでている映画があるのですが、あの映画がとても好きで、映画の中に酒場の女の子でチワワという女の子がでて来るんです。、ビクター・マチワ扮するドック・ホリデーと言う人をとても好きなんですが、全然相手にされなくて、そのまま彼女は死んでしまうのですが、そのチワワの気持ちがだぶっているような楽曲です。

指さし他に、ニノ・ロータ風のインストもありましたね。
"ペリカン通り殺人事件" という曲です。これはウェスタン的なコンセプトの曲ですが、そこから今回はフィルムノワール的なものに寄ってきた感じです。

指さしミハルさんにとってウエスタンとはどんなイメージですか?
限りなく青い空というイメージがすごくあって。いつも晴れていますね。ウエスタンの映画のイメージは。映画の中に必ず出てくる酒場のシーンというのがあって、そのなかにはピアノを演奏する人や歌をうたう酒場の女性のシーンがちらっと出るんですが、そういうさりげなく音楽を演奏する部分も含めてとても気に入っています。自分にとってウェスタンは全てが虚構という感じがして、そのなかでの考え方は今では全く通用しないことばかりだと思います。男女の生き方も、そういう側面がお面白いですね。男の人もあんな風に野蛮に生きれないだろうし、女の人もウエスタンのなかで描写されるように一途に生きることは現代の社会では考えられないと思います。いまはもっと複雑にものが入り交じって生活しているし、ピストルでパーンと打って人生は終わりにはならないでしょ。そういうのも含めてお面白いです。ウエスタンは私にとって、ある意味では理想的な世界でもあるんです。

指さしフィルム・ノワール的な世界は?
フィルム・ノワールというのは混沌しているところがあって、日本語にすると正しい定義はないそうですが裏社会の映画のことでしょうか。フランス映画ではジャン・ギャバンの「死刑台のエレベーター」とか、さっきの「ローラ殺人事件」とか「ギルダー」とかアメリカの映画には沢山あります。フィルム・ノワールはとてもロマンティックだと思います。女性も男性も幻想の中に生きてるような所があって。よく人の運命を狂わせてしまう女性が出てくるんです。そのために人生を踏み外してしまうような、ひとつの犯罪にまきこまれてしまうような場合が多くて。またその女性の描かれ方もすごく謎で、「ローラ殺人事件」のローラもすごく謎だった。どんな風に魅力があって、どんな風に人の人生を狂わせて行くかというのがとても曖昧なんです。ただ、美しく描かれている。女性の描かれ方はウェスタンとフィルム・ノワールでは全く違います。ウェスタンでは女性は幻想的ではなく差別されているから、本当に19世紀という感じです。家があって、家を守るか、そうでなければ酒場の女のひとで、男に仕えるか。

指さしそのふたつがミハルさんの中で、どう結びついているのですか?
そのふたつがあればちょうどバランスがいい感じがします。たぶん、両方とも自分の本質には近いものではなくて、やっぱり虚構性が強く感じられるからだと思う。ふたつのなかには美学のようなものを感じます。虚構だけれども理想のイメージというのでしょうか。

指さしレコーディングか終わった後のスケジュールは?
リリースは2月23日ですが、同じ時期にいつものステージをやりますのでそのリハーサルです。ステージの内容は今つくっているCDの内容が中心です。

指さしステージのイメージは?
コンテを描きはじめていますが、まだこれからですね。出演者の編成は前回のステージ「Rodeo de Paris」のときと同じです。バレリーナ3人。ジャズダンサー1人。そしてピアノとファゴット。バレリーナはひとりをのぞいて今回は別の方に変わります。

指さしステージの演出は音楽をつくりながら考えるのですか?
今回に限り考えませんでした。いままではそうでもなかったんですが。今回は恐らく自分の中でとても変化したんだと思います。音楽の作り方が。

(インタビューbyミディアム)
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2001年02月28日

disc catalogue: HOSONO BOX 1969-200

〜ホソノ箱とは‥〜

 芸能生活30年。というようなことではない。今までまとまったベスト・アルバムもなく、あってもマトモなものではなかったので、ここで出しておくのが良いだろう。というようなことでもない。つまり周囲の人間が発起し準備し、まとめてくれたのである。
 実際、自らを客観視し、『ベスト』などを選ぶことなどはできない。自分の作った音楽につける評価は厳しいものだ。いやそれ以前に抱くのは、嫌いなものと、まあまあ許せるものと、我ながら良い出来のものとの、3つの感想しかない。しかも出来のいいものなんて極く僅かだから、もとよりベスト盤にはなり得ないのだ。
 このようなことなので、鈴木惣一朗くんを始めとする第三者の耳による選曲には驚かされてまった。「こんな曲が入るの?」という驚きだ。いや、ひょっとすると彼等もアルバムの時間を埋めるため、苦し紛れに選んだのかもしれない。ぼくはそれを確かめることにした。鈴木くんに「本当にそんな曲を入れるの?」と尋ねたのだ。例えばそれは”はっぴいえんど”時代の没テーク、『風をあつめて』のファースト・ヴァージョンのことだったりした。もちろんその希少価値は認めざるを得ないが、やはり没には没の理由があるものだ。松本隆の作詞はまだ初期のころで、熟れてはいない。歌詞のなかのように、ぼくは『お袋』から『手紙』をもらったことなど無いし、だいいちお袋とも呼ばない。それに曲が半端だし、なにより歌が全然歌えていない。このレコーディングの後、A&R担当の小倉栄司氏から『歌が歌えていない』と単刀直入に言われたので、間違いはない。誰が聞いてもそう思うはずだ。しかし鈴木くんは『そこがいい』と言って譲らない。そんなものを入れるのはぼくが死んだ後にして欲しい、とお願いしたものの、一方ではそんなものが死んだ後に出る筈も無く、出すのは今しかないだろうとも思ったのも嘘ではない。事実このような稀少価値のあるトラックを入れれば、アルバム自体にも多少箔が付くというものだ。なにしろ殆どの曲はどうせ自分なりに気に入らないわけなんだから。ここで敢て気に入らないものが一曲増えたところで、どうと言う事もないだろう。もう見栄は捨てたはずだったが、やはりどたん場ともなると出てくるものである。ついでに言えば、選曲に於てまだあと2〜3、つい口出しをしてしまった。YMO時代の『ラップ現象』を省いてもらい、替りに『ケイオス・パニック』にしてもらったりした。こうして選曲に関与していけばきりがないわけだ。まあ最低限の願望を叶えてもらえば良しとしよう。
 もうひとつ言えることは、ぼくの音楽歴はなんと節操がないのだろうということだ。まあ30年もやっていれば様々な局面を持つのも仕方がないが、それでもBOXにまとめようとすると、その無節操さが浮き彫りにされてしまう。しかしそれはそれで、その時代の波に巻き込まれて来たという証しだろうか。無節操で主体性も無いが故に却って背景が見えて来るのなら、無節操もまた良しとしよう。結局ぼくの音楽歴は環境や状況が作ったということになる。戦後生まれの一人の音楽好きに、好きな事をそのままやらせたらどうなるのか、という実験をしたのは何ものだろう?音楽の神様がいるんだ、とでも思う事にしよう。

細野晴臣 東京 2000年1月
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2001年01月27日

disc catalogue: TIN PAN

ティンパン。
音に集い、音に生き、音に守られてきたミュージシャンたちの記録。

みんな自然に集まってきた。
大貫妙子は友人から、矢野顕子はFM番組のスタジオで、忌野清志郎は細野晴臣の自宅に電話をかけたときに、久保田麻琴と小坂忠はミーティングに居合わせて、大瀧詠一は対談の席で、今回ゲストで参加したミュージシャンたちそれぞれが、ティンパンのレコーディングの噂を聞き、自発的に、なにかに呼び寄せられるように自然に参加することになっていった。

レコーディングに打ち合わせはなかった。
みんなは譜面もないまま自らのアイディアで歌い、忌野清志郎は2時間で詞を思いつき、大瀧詠一はコーラスの声をCD−Rで提供し、中村一義と高野寛はスタジオの中でコーラス・アレンジをほどこし、ロンドンのデビッド・トゥープはeメールの連絡だけで、幻惑的な物語をDATで送ってくれた。

そんなふうにしてみんなが集り、奇跡のようなレコーディングが出来たのは、参加したミュージシャンたちがティンパンの3人、鈴木茂、細野晴臣、林立夫の響かせる未来に向けた新しいサウンドに惹かれたからだろうか?それとも70年代のティン・パン・アレーの仲間が懐かしかったからなのだろうか?

みんなと同じようにして参加した吉田美奈子がスタジオでぽつりと口にした言葉はこうだった。

 「もし音楽さんという人格のような存在があるとしたら、
         私はその存在に嫌われることなく生きていきたい」

つまり、音楽を裏切ることは出来ないということだ。

このアルバムはティンパンのファースト・アルバムであるとともに、日本の音楽シーンを支えてきたミュージシャンたちの音楽へのリスペクトの記録なのだ。音楽をけして裏切ることなく、慈しみ、希望をたくし続けてきたミュージシャンたちが築いた音のモニュメントなのだ。半年かかってやっと完成したアルバムを聴き終えた時、マスタリング・スタジオの中でこう思った。

「21世紀が来ても音楽の神様は生きている」と。

東 榮一(デイジーワールド・ディスクA&R)
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2001年01月24日

disc catalogue: TIN PAN HISTORY

ティンパン・ヒストリー

1970年、東京にひとつのバンドが誕生した。日本のロックのパイオニアとして必ず名前が出てくる「はっぴいえんど」だ。メンバーは大滝詠一、鈴木茂、細野晴臣、松本隆。彼らは歴史に残る3枚のオリジナル・アルバムを発表して73年に解散し、以後、メンバーはそれぞれの道を歩みはじめた。松本隆がドラマーから作詞家に転身して、太田裕美、松田聖子から KinKi Kids まで無数のヒット曲を手がけてきたのはこぞんじのとおり。大滝詠一はナイアガラ・レーベルで山下達郎、大貫妙子のシュガーベイブや伊藤銀次のココナッツ・バンクを紹介。プロデューサー/作曲家としてばかりでなく、みずからも『ロング・バケーション』「幸せな結末」などの大ヒットを放っている。
 鈴木茂と細野晴臣は「はっぴいえんど」解散後、松任谷正隆、林立夫とキャラメル・ママを結成し、最強のリズム・セクション/プロデューサー・チームとして70年代前半のポップスのサウンドを一新した。75年ごろ、そのキャラメル・ママが、矢野誠&顕子、浜口茂外也、斉藤ノブら周辺メンバーも含めたミュージャン集団に発展的に生まれ変わったのがティン・パン・アレーだ。この名前はニューヨークのミッドタウンに音楽出版社の集中する地域の通称からとられた。
 アルバムも残しているが、ティン・パン・アレーはグループというより、プロデューサー・チーム/リズム・セクションとして活動することが多く、ゲストには坂本龍一、佐藤博、後藤次利、桑名正博、久保田麻琴、小坂忠ら豪華な人たちが流動的に加わっていた。しかしメンバーは次第にソロ活動に移行し、77年に自然消滅。それを受け、細野晴臣のソロ・アルバムのレコーディングからYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)が生まれ、世界に羽ばたいていったのが79年のことだった。
 「はっぴいえんど」や、キャラメル・ママや、ティン・パン・アレーが行なったのは、世界最先端のポップ・サウンドに呼応しつつ、独自の音楽を生み出すことだった。ここに名前をあげた人たちの70年代のアルバムで聞ける音楽のすごさは、いまなお多くのDJ/ミュージャンからリスペクトされているとおりだ。彼らが活躍したのは日本のポップスの構造が根本的に変化した時期で、いまわれわれがJ・POPと呼んでいる音楽の原形がこの時期に生れている。彼らはその変化の音先案内人として時代を駆け抜けていったのだ。
 めぐりめぐって細野晴臣、鈴木茂、林立夫の3人がセッションをはじめたのは昨年のこと。ジャム・セッションが行なわれたのは、アマチュア時代の細野晴臣や鈴木茂や林立夫が音楽を語り合ったまさにその場所に立つスタジオ。そして「ほんとうのセッションをはじめてやった気がする」と細野晴臣が語る演奏に、多彩なゲストが加わって完成した『TIN PAN』の音楽は、70年代のティン・パン・アレーの香りを受け継ぎつつ、その後の歳月による熟成を経た、粋で、豊かで、オーガニックなもの。ポップ冥利につきるとはこういう音楽のことを言うのだろう。そして彼らの描いてきた大きならせんは、これからもきっと果てしなくめぐり続けるにちがいない。

北中正和
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2000年11月22日

Tin Pan / Tin Pan

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01.Fujiyama Mama
02.Queer Notions
03.Starlight Strut
04.Flying Pick Blues
05.Bon Temps Rouler
06.Been Beat
07.Travellin' Mood
08.76 Tears
09.Soylent Green
10.Flowers
11.Hand Clapping Rhumba 2000
12.Growth


Produced by Tin Pan(鈴木茂、細野晴臣、林立夫)

Guest Voices;忌野清志郎, 大瀧詠一, 大貫妙子, 久保田麻琴, 小坂忠, 高遠彩子, 高野寛,
デヴィッド・トゥープ, 中村一義, 矢野顕子, 吉田美奈子
Art Work;テイ・トウワ



J-POP の開祖、日本のポップシーンの礎を作ったプロデューサー・チーム "ティン・パン・アレー"の鈴木茂、細野晴臣、林立夫が25年振りに再会を果たし"Tin Pan" を結成!それに呼応するように、大貫妙子、大瀧詠一、久保田麻琴、小坂忠、矢野顕子、吉田美奈子などの朋友たちや、忌野清志郎、中村一義、高野寛、D.トゥープ、高遠彩子などが続々と参加。音楽へのリスペクトに溢れた、ティンパンの豪華キャストによる処女大作遂に完成。音楽の希望と勇気がここにある。21世紀の音楽シーンをうらなう20世紀最後の超話題作、満を持してリリース!

70年代にいちばん新しかったバンドが、
21世紀もやっぱりいちばん新しい。
ティンパン、再会!
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2000年10月03日

disc catalogue: a short story of L.I.D.

それは1本のカセットテープから始まった。ライト・イン・ダークネスこと村上フミヒロのキャリアは、94年12月UKブリストルのロック・バンド"ムーンフラワーズ"のメンバーが聴いたことから始まる。それまで作り続けてきた曲を集めたカセットテープが友人づてに彼等に渡っていったのだ。2年間録りだめた音から数曲を選んでコピーしたテープは、音楽を作りはじめてまもない習作もふくまれていたが、L.I.D.の才能を伝えるには十分だったようで、テープは評判を呼び、ひとづてにコピーを重ねられ、ついにはこのカセットテープをUKでリリースすることになる。ムーンフラワーズのドラマーで、最近では"ブレイクビート・エラ"(ロニ・サイズのユニット)のメンバー、トビー・パスコーはL.I.D.を「サイケデリック・バカラック」と絶賛し、ジェシー・ヴァーノン(現"モーニング・スター") は"プレイズ・スペース・エレクトリック"のリミックスをL.I.D.に依頼していることからも、L.I.D.がムーンフラワーズのメンバーや数々のミュージシャンを輩出し続ける音楽都市ブリストルのアーティストから注目を浴びていることがわかるだろう。
 国内では"サウンド&レコーディング・マガジン"が主催するコンテストで、審査委員長をつとめた細野晴臣の目にとまり優秀賞を獲得。同誌がリリースしたコンピレーション・アルバムに応募曲"MIKO"が取り上げられ話題になる。96年、デイジーワールド・ディスクが発足した際に細野晴臣の誘いで、新しい音楽の潮流を紹介したコンピレーション・アルバム"デイジー・ワールド・ツアー"に参加。この年にはブリストルでのカセット・リリースもあり、デイジーワールドをはじめ国内外のレコード会社から契約のオファーが相次ぐなどL.I.D.に白羽の矢が立った。その中からデイジーワールドを選んだL.I.D.は97年末からレコーディングを開始、1年6ケ月をかけて制作されたデビュー・アルバムがこの"サウンド・オブ・ドリームス" である。
 カウント・ダウンで始まり、カウント・ダウンに終わる35分の音のマジカル・ツアーは、類まれなメロディ・センスと緻密に織り込まれたイマジネイティヴな響きがおりなすドリーミーではじけたポップ・アルバムだ。万華鏡を覗くように変化するサウンドの結晶は、聴く者を別世界へと導くだろう。
 ライト・イン・ダークネス(暗闇の中の光)というユニット名と同じように、L.I.D.の音楽は玉石混合の音楽シーンの中で暗闇を灯す光明になるにちがいない。
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2000年03月23日

Haruomi Hosono / HOSONO BOX 1969-2000

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ホソノ・ポップ・ワールドのエッセンスを4枚のCDにコンパイル。全音楽ファン必携の細野晴臣音楽大全! はっぴいえんど、YMOの未発表曲、76年の中華街でのライブ音源から、 映像のための音楽まで、本邦初CD化作品も多数収録。



DISC-1: HARRY SINGING(1969-1978)
<はっぴいえんどから'70年代のソロ作品まで>
はっぴいえんどからキャラメル・ママ〜ティン・パン・アレーを経由し、'70年代中期のトロピカル3部作に至るホソノ・ワールドの変遷をたどる

1「ブルー・モンク」(0:31)
作曲:Thelonious Monk 演奏:細野晴臣
中学時代の自宅でのピアノ演奏より[1962]

2「ミスター・ソウル」(1:36)
作詞/作曲:Neil Young 演奏:スージー・クリーム・チーズ
68年12月31日 カメラマン野上眞宏氏自宅のプライベート・パーティの実況録音より
細野晴臣(v,b)、鈴木茂(g)、林立夫(ds)[1969.1.1]

3「しんしんしん」(3:08)
作詞:松本隆/作曲:細野晴臣 演奏:はっぴいえんど
はっぴいえんど『はっぴいえんど』[1970.8.5/URC]収録

4「飛べない空」(2:46)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:はっぴいえんど
はっぴいえんど『はっぴいえんど』[1970.8.5/URC]収録

5「ありがとう」(3:56)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:小坂忠
小坂忠『ありがとう』[1971.10.31/MUSHROOM]収録

6「風をあつめて」(4:07)
作詞:松本隆/作曲:細野晴臣 演奏:はっぴいえんど
はっぴいえんど『風街ろまん』[1971.11.1/URC]収録

7「夏なんです」(3:23)
作詞:松本隆/作曲:細野晴臣 演奏:はっぴいえんど
はっぴいえんど『ライブ!! はっぴいえんど』[1974.1.15/BELLWOOD]収録

8「風来坊」(3:44)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:はっぴいえんど
はっぴいえんど『HAPPY END』BOXリミックス[1993.5.25/徳間ジャパン]収録

9「相合傘」(3:05)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:はっぴいえんど
はっぴいえんど『HAPPY END』[1973.2.25/BELLWOOD]収録

10「ろっかばいまいべいびい」(3:15)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『HOSONO HOUSE』[1973.5.25/BELLWOOD]収録

11「終りの季節」(3:10)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『HOSONO HOUSE』[1973.5.25/BELLWOOD]収録

12「冬越え」(3:31)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
V.A.『1974 ホーボーズ・コンサート V』[1976.6/BELLWOOD]収録

13「熱帯夜」(4:53)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣 細野晴臣『トロピカル・ダンディー』[1975.6.25/CROWN(PANAM)]収録

14「YELLOW MAGIC CARNIVAL」(3:35)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:ティン・パン・アレー
ティン・パン・アレー『キャラメル・ママ』[1975.11.25/CROWN(PANAM)]収録

15「ハリケーン・ドロシー」(5:42)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『トロピカル・ダンディー』[1975.6.25/CROWN(PANAM)]収録

16「北京ダック」(2:42)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣「北京ダック<シングル>」[1976.4.25/CROWN(PANAM)]収録

17「Chow Chow Dog」(4:47)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『泰安洋行』[1976.7.25/CROWN(PANAM)]収録

18「Black Peanuts」(2:28)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『泰安洋行』[1976.7.25/CROWN(PANAM)]収録

19「四面道歌」(4:44)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣&イエロー・マジック・バンド
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド『はらいそ』[1978.4.25/ALFA]収録

20「はらいそ」(4:35)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣&イエロー・マジック・バンド
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド『はらいそ』[1978.4.25/ALFA]収録



DISC-2 HARRY SINGING AND PLAYING(1978-1996)
<YMOからスウィング・スローまで>
世界を席巻したYMOから今日までのホソノ・ワールドを探る。テクノポップを出発点にワールド・ミュージックやラウンジ・サウンドを取り入れながら進化し続けるホソノ・サウンドの成熟期をたどる。

1「シムーン」(6:27)
作詞:Chris Mosdell/作曲:細野晴臣 演奏:イエロー・マジック・オーケストラ
イエロー・マジック・オーケストラ『イエロー・マジック・オーケストラ』[1978.11.25/ALFA]収録

2「アブソリュート・エゴ・ダンス」(4:37)
作曲:細野晴臣 演奏:イエロー・マジック・オーケストラ
イエロー・マジック・オーケストラ『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』[1979.9.25/ALFA]収録

3「灰色の段階」(5:33)
作詞:細野晴臣、Peter Barakan/作曲:細野晴臣 演奏:YMO
YMO『テクノデリック』収録[1981.3.21/ALFA]収録

4「スポーツマン」(4:02)
作詞:細野晴臣/英訳詞:Giles Duke/作曲:細野晴臣
演奏:細野晴臣
細野晴臣『フィルハーモニー』[1982.5.21/ALFA(YEN)]収録

5「夢見る約束」(3:16)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
V.A.『YEN卒業記念アルバム』[1985.5.25/ALFA(YEN)]収録

6「三国志メイン・テーマ」(3:22)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣・小池玉緒「三国志メイン・テーマ<シングル>」[1982.11.22/ALFA(YEN)]収録

7「LOTUS LOVE」(4:04)
作詞:細野晴臣/作曲:細野晴臣 演奏:YMO
YMO『浮気なぼくら』[1983.5.24/ALFA(YEN)]収録

8「CHAOS PANIC」(4:11)
作詞:細野晴臣、Peter Barakan/作曲:細野晴臣 演奏:YMO
YMO「君に、胸キュン。<シングル>」[1983.3.25/ALFA(YEN)]収録

9「The Madmen」(4:40)
作詞:細野晴臣、Peter Barakan/作曲:細野晴臣 演奏:YMO
YMO『サーヴィス』[1983.12.14/ALFA(YEN)]収録

10「ボディー・スナッチャーズ」(4:54)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『S・F・X』[1984.12.16/テイチク(NON-STANDARD)]収録

11「ストレンジ・ラヴ」(5:52)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『S・F・X』[1984.12.16/テイチク(NON-STANDARD)]収録

12「プリオシーヌ」(6:11)
作詞:細野晴臣/英訳詞:肥田慶子/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『omni Sight Seeing』[1989.7.21/EPIC・ソニー]収録

13「ハニー・ムーン」(5:02)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『メディスン・コンピレーション』[1993.3.21/EPIC・ソニー]収録

14「CARAVAN」(4:13)
作曲:Duke Ellington & Juan Tizol 演奏:スウィング・スロー
スウィング・スロー『swing slow<アナログ盤>』[1996.12.20/マーキュリー]収録

15「Good Morning, Mr.Echo」(2:41)
作詞/作曲:Belinda & Bill Putnam 演奏:スウィング・スロー
スウィング・スロー『swing slow』[1996.10.25/マーキュリー]収録



DISC-3: HARRY PLAYING(1978-1998)
<インストゥルメンタル集>
YMO結成前夜の「コズミック・サーフィン」、横尾忠則とのコラボレーション『コチン・ムーン』からの楽曲、ビデオ作品の為に録音した楽曲や'90年代におけるアンビエント・サウンドまで。 今では入手困難な楽曲も含めたインストゥルメンタルでたどるホソノ・サウンドのアナザー・ワールド。

1「コズミック・サーフィン」(5:02)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
V.A.『パシフィック』[1978.6.21/CBSソニー]収録

2「肝炎」(4:44)
作曲:西原朱夏 演奏:細野晴臣&横尾忠則
細野晴臣&横尾忠則『コチンの月』[1978.9.21/キング]収録

3「シャンバラ通信」(3:36)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣&イエロー・マジック・バンド
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド『はらいそ』[1978.4.25/ALFA]収録

4「LOOM」(5:19)
作曲:YMO+松武秀樹 演奏:YMO
YMO『BGM』[1981.3.21/ALFA]収録

5「3・6・9」(3:47)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『Making Of NON-STANDARD MUSIC / Making Of MONAD MUSIC』[1984.12.16/テイチク(NON-STANDARD/MONAD)]収録

6「別離のテーマ」(3:07)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『銀河鉄道の夜』[1985.7.7/テイチク(MONAD)]収録

7「ピエトロ・ジェルミ」(5:29)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『コインシデンタル・ミュージック』[1985.8.21/テイチク(MONAD)]収録

8「THE IMAGE OF PARADISE」(2:58)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『パラダイス・ビュー』[1985.9.21/テイチク(MONAD)]収録

9「TO THE AIR」(5:10)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『マーキュリック・ダンス』[1985.9.21/テイチク(MONAD)]収録

10「結願」(3:02)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『源氏物語/オリジナル・サウンド・トラック』[1987.11.21/EPIC・ソニー]収録

11「SNOW FALL」(3:21)
作曲:Claude Thornhill 演奏:細野晴臣
V.A.『ピース・オン・アース』[1989.11.21/ポニーキャニオン]収録

12「good sport mix」(6:45)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
細野晴臣『GOOD SPORT』[1995.9.10/CLOCK]収録

13「VOO DOO SURFER」(2:09)
作曲:スウィング・スロー 演奏:スウィング・スロー
スウィング・スロー『swing slow<アナログ盤>』[1996.12.20/マーキュリー]収録

14「Biogenic Frequency」(4:15)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
V.A.『SUMMER OF RAINBOW 97』[1997.7.25/eastwest]収録

15「Omukae De Gonsu」(3:15)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
V.A.『アトムキッズ トリビュート トゥ ザ キング "O.T."』[1998.11.26/wea]収録

16「Christmas was late!」(2:29)
作曲:岡田崇 演奏:VAGABOND & HARRY
VAGABOND & HARRY「Who wants the Hula-Hoop?<シングル>」[1997.12.13/daisyworld discs]収録



DISC-4: ODDS AND ENDS(1969-2000)
<レア・トラックス、未発表音源集>
アマチュア時代の演奏テープから'70年代に行われたソロ・コンサートの貴重な音源、映像のために録音した音源や本邦初公開の完全未発表曲など、ホソノ・ワールドをさらに奥深く聴きこむレアトラックス集。

1「グリーン・バック・ダラー」(3:08)
作詞/作曲:Hoyt Axton 演奏:オックス・ドライヴァーズ〜YMO
1965年3月25日 「ファミリー・ジャンボリー」、日仏会館にて
1980年4月23日 雑誌『写楽』のイベントとして、日本武道館にて
(細野晴臣編集バージョン)

2「手紙(「風を集めて」ファーストバージョン)」(2:05)
作詞:松本隆/作曲:細野晴臣 演奏:はっぴいえんど
1970年4月『はっぴいえんど』時にレコーディングされた未発表曲

3「パーティー」(3:16)
作詞:細野晴臣、中山康史、鈴木りょう子/作曲:細野晴臣
演奏:細野晴臣

4「ろっかばいまいべいびい」(2:31)
作詞/作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
以上2曲、1975年10月29日 目黒区民センター『細野晴臣トロピカル・コンサート』より

5「北京ダック」(3:04)
作詞/作曲:細野晴臣

6「蝶々-San」(3:26)
作詞/作曲:細野晴臣

7「ボレロ(メンバー紹介)」(2:35)
作曲:Maurice Ravel

8「ハリケーン・ドロシー」(4:03)
作詞/作曲:細野晴臣

9「ファイアークラッカー」(2:32)
作曲:Martin Denny

10「"Sayonara", The Japanese Farewell Song」(5:37)
作詞:Freddy Morgan/作曲:Hasegawa Yoshida
以上6曲、1976年5月8日 チャイナ・レストラン同發新館『中華街ライブ』より  演奏:細野晴臣&ティン・パン・アレー
細野晴臣(vo,marimba)、鈴木茂(g,banjo)、林立夫(ds)、浜口茂外也(perc)、田中章弘(b)、矢野顕子(p)、坂本龍一(syn)、羽鳥幸次(tp)、新井英治(tb)、村岡建(sax)

11「DRESSED UP」(4:21)
作曲:細野晴臣

12「REGGAE SONG」(3:16)
作曲:細野晴臣

13「RUM & DUCK」(3:32)
作曲:細野晴臣
以上3曲、未発表セッション・トラック
1976年10月アルファ・スタジオでの録音  演奏:細野晴臣(vo,b)、鈴木茂(g)、林立夫(ds)、矢野顕子(p)、浜口茂外也(perc)

14「プリオシーヌ(インストゥルメンタル・バージョン)」(3:17)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
1987年2月フリーダム・スタジオでの録音

15「ほしをつぐもの メイン・テーマ」(1:07)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
映画『ほしをつぐもの』(監督:小水一男)より[1989/松竹富士]

16「バビロンの空中庭園」(3:11)
作曲:細野晴臣 演奏:細野晴臣
レーザー・アクティヴ・ソフト『ゴクウ』[1995/パイオニア]収録

17「Drag The Beat」(5:37)
演奏:細野晴臣
ロイヤリティ・フリー音源集『anony』[1999.7/クリエイターズネット]



豪華カラーブックレット
・細野晴臣ロングインタビューにより構成された「パースペクティブ」
〜幼年期の音楽体験から今日までの足跡を本人が語る
・細野晴臣のコメントで構成される楽曲解説
・ソロ、グループ、ユニット作からプロデュース、楽曲提供作までを網羅した細野晴臣完全録音データ集
・ホソノ・サウンドの謎をひもとくエンジニア達のインタビュー
(吉野金次、田中信一、寺田康彦、飯尾芳文)
・未発表写真、楽譜、コンサートチケットなどビジュアルも満載。
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2000年02月23日

Miharu Koshi / "L'Assassinat de la rue du Pelican"

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01.Cafe du carrefour
02.Bonne nuit minouche
03.Seigner et mademoiselle
04.L'absinthe
05.Laura
06.Vat 69
07.Rififi
08.荒野の恋人
09.ペリカン通り殺人事件
10.Stetson 7 3/8
11.Chialeuse
12.Ave Maria


Produit par MIHARU KOSHI,1999
Vacal,Instruments divers et Arrangementes:Miharu Koshi
Musiciens supplementaire:
Percussions:Motoya Hamaguchi(1,3,7,8,9,10,11)
Accordeon:Fumihoko Kazama(5,6,8)
Trompette et Flugel Horn:Masao Terashima(3,7,8)
SaxophoneetClarinette:Shigeo Fuchino(4,7)
Piano:Febian Reza Pane(11)
Programmations de batterie:Haruomi Hosono(1,2,8)
Prononciations:Yoshiko Takeda(5,7)
Producteur exeoutif:Haruomi Hosono



クールで、ムーディーで、イノセント!
12の曲で綴る、珠玉の音物語。コシミハル、3年ぶりのニューアルバム遂に完成。ジャズのスタンダード・ナンバー"ローラ"、シューベルトの"アヴェ・マリア"も収録。

セガ・ドリームキャスト用ネットワークゲーム
"Dee Dee Planet"(2月24日発売予定)のエンディング・テーマ"Ave Maria"を収録。
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1999年12月10日

VAGABOND c.p.a. / the old music master

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01.EVEREST
02.BALLET FOR BELLS
03.DOWN HOME WALTZ
04.SIMON SAYS
05.THE OLD MUSIC MASTER
06.MAGNETIC MAILMAN
07.LI'L STINKER
08.FOREST FRIENDS
09.WHO WANTS THE HULA-HOOP?


VAGABOND c.p.a. are Takashi Okada and Hisaya Macabe.
executive producer : Haruomi Hosono
mastering engineer: mitsukazu tanaka at shinanomachi sony studios,tokyo
recorded at synaural labs and quiet lodge tokyo
art work & design : takashi okada*zubai studio
dedicated to all the great inventors of the twentieth century.



古くて新しい!?ヴァガボンドc.p.a.による時代を超えた“タイムレス・ミュージック”の登場です。ノヴェルティーでスウィンギーでラウンジー…… その音楽はいつの時代にも受け入れられるべきサウンドです。レイモンド・スコットの“BALLET FOR BELLS”、細野晴臣の歌によるホーギー・カーマイケルの“THE OLD MUSIC MASTER”やクリスマス・ソングを含むヴァガボンドc.p.a.のサウンド・トラベルをどうぞ。
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1999年12月05日

WORLD STANDARD / MOUNTAIN BALLAD

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01.PROLOGUE: LONE PILGRIM
02.HAWAIIAN GOLD
03.ALOHA OE BLUES
04.THE DRUG CITY
05.FOREVER GREEN
06.YELLOW MAN
07.ROXY ON THE BAY
08.FOUR STRONG WINDS
09.LAMENT
10.JOHN STEINBECK'S TRAVELS WITH CHARLEY
11.TRANSPACIFIC HOUR
12.CAROLINE
13.OLD FAMILY TUNE
14.MOUNTAIN BALLAD
15.DUST BOWL BALLADS
16.THE GRAPES OF WRATH
17.COWBOY
18.EPILOGUE: SUN FUN


Produced by World Standard
- MOUNTAIN BALLAD THE PLAYERS -
* SOHICHIRO SUZUKI -NATIONAL1933 DUOLIAN DOBRO GUITAR, BANJO, JUMBO MANDOLIN, 8 STRINGS & TENOR UKULELE, DRUMS, MASCOT PIANO, HARMONICA, AUTOHARP, RADIO, STEEL DRUM, XYLOPHONE, COMPUTER, MATRIX-1000, MELODION, PERCUSSION, SE, VOICE, CASSETTE TAPES
* MAHITO FUJIWARA -HONKY MAHHY PIANO, ELECTRIC BASS, BASS MELODION
* YOSHIKI SAKURAI -HOLY GUITARS
* CESAR OLGUIN -ACCORDION
* TETSUYA YAMAMOTO -CELLO ARRANGEMENT, PIANO
* YUMI KOMATSU -VINTAGE CELLO
* YASUNA "MAGOO" KANAMORI -BLUES HARP
* MR. UEISHI & TAKEDA -TRUMPET & SAXOPHONE
* NOBUKAZU TAKEMURA -WOLF NOTE, DUST BOWL EFFECTS
* MINA -VOICES & HAWAIIAN ECHO
* HARRY HOSONO -STRONG WINDS



彼の才能は歴史に残るだろう。そして、このレコードを私は推薦する。なぜなら、このアルバムはあなたの世界を変えるからだ。
-ヴァン・ダイク・パークス-
音楽を聴いて久しぶりに心が洗われた。
音楽家にとってスピリチュアルな音ほど救われるものはない。さもなければ何を聴けばいいというのか?心を洗われる音楽こそ我々が忘れかけていたものだ。だがそんな音が90年代の終わりになった今、各地からかすかに聴こえて来たように感じる。そんな幻聴の中でこのワールドスタンダードはなんとリアルな精神(スピリット)を私に感じさせてくれるのだろう。
-細野晴臣-
僕の祈り、それは、これらの曲と同じくらい美しい曲を創造すること。
-ジム・ホワイト-

アメリカン・ルーツ・ミュージックを巡る旅はここから始まる。
ディスカバー・アメリカ・シリーズ VOL.2 !オルタナ・カントリーの "クロスロード" を求めて、南部へ、そしてハワイへ。ワールドスタンダードの最高傑作、遂に登場!
オルタナ系、モンド/ラウンジ・ミュージック・ファンのバイブル「モンド・ミュージック」シリーズの編著者、鈴木惣一朗のユニット"ワールドスタンダード"の最高傑作。ドブロギターの美しい響きが、ノスタルジックなアコースティック・サウンドの断片が紡ぎだす、慈しみ溢れるアメリカン・ミュージックへのオマージュ。ヴァン・ダイク・パークス、細野晴臣絶賛のロンサム・カウボーイ、鈴木惣一朗 =ワールドスタンダードの孤高の旅路は果てしなく続く。

* ユナイテッドアローズ "グリーン レーベル リラクシング" のラジオCM曲 "アロハ・オエ・ブルース" を収録。
* 鈴木惣一朗編著者による"モンド・ミュージック" シリーズ別冊「ひとり」(アスペクト) 、全国書店で11月発売。
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1999年10月29日

LIGHT IN DARKNESS / the sound of dreams...

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01.Count down
02.Exotic fantasy
03.Trumpet man
04.Serpent
05.In the middle of dream
06.The sound of dreams
07.Lullaby of L.I.D.
08.Count down(Reprise)


All tracks produced, arranged and mixed by Fumihiro Murakami
Executive producer : Haruomi Hosono
guests : Gina Beverley Griffins, Daniel Sam Burns, Adeji Didier Griffins,Moon Gang



ライト・イン・ダークネスの"マジカル・ドリーム・ツアー"、
めくるめくポップ・ファンタジーの世界へようこそ!
UK・ブリストルのミュージシャン達に"サイケデリック・バカラック"と賞賛されたメロディーセンスと緻密に織りこまれたイマジネイティヴなサウンドの響き。細野晴臣絶賛のポップではじけた音のカレイドスコープ。
デイジーワールドの大型新人ライト・イン・ダークネスのデビューアルバム!ムーンフラワーズのジーナ・グリフィンがゲストヴォーカルで参加。
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