2001年08月05日

映画「白い犬とワルツ」の音楽週間



ワールドスタンダード/鈴木惣一烽フ 実録!モンドくん日記


「趣味を軽く扱うな。趣味は選択であり、その人の生き方につながる」。ハリーの名著『地平線の階段』からスーザン・ソンタグ氏の引用です。ホントその通りで、音楽にまつわることすべてが僕のお仕事であり、全くの趣味。だから毎日がお遊びでお仕事。ですから、たのしくたのしく疲れます。この「モンドくん日記」は基本的に僕が毎日、何を見て、聞いて、買って、読んで、何を感じたか?それだけを記したものです。けれど、その記述だけで僕自身の全人格、生き方がわかります。わかるはずです。すべて実録いやホント。気軽に毎週ウォッチングしてみてください。さあ、今日から貴方もモンドくんウォッチャーだ!。(鈴木惣一朗/worldstandard)

映画「白い犬とワルツ」の音楽週間

7/30(月)
WUNDERで知られるエレクトロニカ系ドイツ人音楽家/Joerg Follertと、コラボレーションの件連絡取り合う。非常に丁寧にレスポンスする音楽家で、仕事に対する姿勢が伺われる。来年、ドイツのKARAOKE KALKというレーベルからリリースするプランに....。

7/31(火)
映画「白い犬とワルツ」の音楽制作スタート。まずは冒頭のテーマ音楽のデッサン。けれど、腰痛ひどく作業集中できず、切り上げる。手足の冷え、しびれがつらい。電話はTDKコアの河西さん。実にひさしぶり、5年ぶりかな。彼はかつてはHISのプロモーター、ぼくはあがたさんのアルバムで2枚ほど仕事した。フットワークの軽やかな人だ。何でも、打ち込みものの素晴らしい才女を見つけ、とりあえず聴いてみてほしいとのこと。後日、音が送られてくる。ぼくは何をすればよいのだろう。因に、今、凝って飲んでいるお茶はルイボスティ茶。

8/1(水)
朝、小説「白い犬とワルツ」がロング・セラーを記録との新聞記事読む。すごく地味な作品なのに、すでに25万部売れているそう、何かがゆっくり変わってきているな...。映画への期待も高まっている。それらを励みにして「白い犬とワルツ」テーマ音楽制作集中。途中、あがたさんの新作レコーディングの件、高橋ディレクターと確認。あさって、元ハイポジの近藤くんから電話が来ることとなった。深夜、作業終え、録画しておいたビョークの昔のアンプラグド・ライヴ御観覧。初めて見た!。びっくりした!。7年前なのに新しい音楽!。ハープはお気に入りのコーキー・ヘイルだった!。大きく刺激受けた!。彼女の2001年の新作ももうじき。楽しみだ。

8/2(木)
ビクター/フレア・スタジオへ。今日は先週から始まった、ノン・スタンダ−ドのリ・マスタリング2日目。カタログはミカドとミハルちゃん。土橋くんも立ち会いに来たので、合間にいろんなポップス談義も交える...。うーん、それにしても最近は、ひたすら仕事、録音録音なので日記の話題の振れ幅が狭いなぁ。日々、本当に次に作る音楽のことしか考えてない。今は陽炎のように揺らぐ8月の夏休み。だから、そんな季節は、ぼんやり路地を歩いて、飛び込んでくる景色を少し覗いたりしたいもの。看板や、小さなお店、近所の犬猫共、みんなの夏休み時間を覗いてみたい。みなさん、どんな夏休み気分なのでしょうか。働いている人もそうでない人も、今年の夏はどんなですか。....ままならぬぼくは、帰宅後も昨日の録音の続き。夜中、3時、テーマの糸口が見える。よかった。

購入音源....ビョーク『ヒドゥン・プレイス』、ICE『ザ・ストリング・トリビュート・トゥ・ビョーク』、オリジナル・サントラ盤『蝶の舌』

8/3(金)
「白い犬とワルツ」テーマ部分、作曲ずっと続ける。合間の電話は、元ハイポジの近藤くん、今月末のあがたさんレコーディングの打ち合わせなど...。他は画家のスガノくん、プロデューサー/ナベケン、P-VINE塚本くん、ノアルイズ/タケちゃん、あがたマネージャー/倉科さん、333ディスクスの大倉さん、東京映像工房の貝原さんなどとひたすら話す。夜中、テーマのアウトラインはほぼ出来た。明日、仕上げ。

びっくりライヴ映像.....NHK BS LIVE 「ディスティニーズ・チャイルド/サヴァイバー・ライヴ」

8/4(土)
昼過ぎ、ひさしぶりに駒沢公園でウォーキング。アップルズ/黒田夫妻にも偶然会う。ひたすらものすごく汗をかき、帰宅後シャワーそして「白い犬とワルツ」テーマ部分ミックス。監督への提出は来週頭。Joerg Follertと少しメール、福岡史朗くん電話、曲の進行が難航している様子、明日会うことに。...さりげない音楽のこと少し書こうか。paris matchというグループがある。知っていますか。遅すぎた渋谷系のようなカフェっぽい今の音楽。ぼくはあまり、もうこうした音楽を普段聴かないのに、ボーカリストのミズノマリさんがひたすら良い。ケーブル・テレビで偶然聴いて、一発で気に入った。空気公団の山崎ゆかりさん、イノトモちゃんさん、有名なUAさん当たりが昨今の女性シンガーの中では、ぼくの好きな感じだ。発声を抑制しながらも、女性特有の熱い感情が見え隠れする。先人の大貫妙子、山本潤子さんにも通じるインティメイトな「うた」の世界とも呼べる。この前始めて聴いた女ティム・ハーディン?イーヴィ・サンズも同様。「うた」の響きの中に、風が吹いているようなシンガーがぼくは好きだな。

和み音源.....カーペンターズ『レインボー・コネクション』
好きな曲.....paris match 「風の生まれる場所で」


8/5(日)
ハイファイ・レコード/ファイヤー・ストリート店での最後のノアルイズのリハーサル。毎週、毎週、一年間、ここに通った。楽しい想い出しか残っていない場所。いろんなひとに出会い、話した場所。待ち合わせや打ち合わせはすべて、ここから、いつも始めていた場所。東京に好きな場所はいっぱいあるけれど、空間としての魅力ではハイファイ・レコードが一番だ。次のステップ、新しい季節をハイファイに集う仲間は皆、迎える。先週も書いたけれど、少々、もあ・せんちめんたるにもなる。
posted by dwww at 00:00| 実録!モンドくん日記