1996年01月01日

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フランクフルトを拠点に活動を続けた後、95年からチリ〜サンチアゴ在住。80年代末からドイツ的なエレクトロニック・アバンギャルド(カン、クラフトワーク)のサウンドをさらに発展させる中、独自のエレクトロニック・サウンドケープを確立させてきた。初期リリースの代表作としては、ミニマル・アシッドの最先端を行く『i』『ポッド・コミュニケーション』や、DJアタ&DJ m/s/oとの共作「オンガク」が挙げられる。特に『オンガク』は1992年のフランクフルトにおける「トランス・ムーブメント」の火点け役になりエレクトロニクス・ミュージックシーンに大きな影響を与えた。また「トリップ・ホップ」と呼ばれたジャズ、ハウス、テクノのフュージョンは、彼が1992年末にラテン・ジャズの女王リサ・カーボンと共に生み出したもの評価されている。その後もデリリウム、アフター・6・エイ・エム、ファックス、ライジング・ハイ、ポッド、オンガク・ミュージック、ローター、ディスターバンス、jj、ヒプノティズム、ラフ・トレード、デイジーワールド、アカシック・レコーズなど、世界各地のさまざまなレーベルでリリースを続ける一方で、ピート・ナムルック、バーント・フリードマンとの共演や細野晴臣とのコラボレーション「HAT」もおこなって来た。1995年から自身のレーベル「Rather Interesting」を設立し「フレックス・トーン」、「ドッツ」、「データサイド」、「vsvn」、「インタラクティブ・ミュージック」、「ミュー」、「シルバー・サウンド」、「ベース」といった作品をリリース。また、バーント・フリードマンとのユニット「フランジャー」や、セニョール・ココナッツなど多数の名義でも活動している。特にクラフトワークのカバー・アルバムをリリースして話題になったセニョール・ココナッツの活動は、ヨーロッパでブレイク。各地のフェスティヴァルでのライブも絶賛されている。

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posted by dwww at 00:20| artists profile